Mi Cuarto/Vivencia

KBK2009-10-12


あれ、このジャケってゴッホ?!
姉がずっとベッドサイドに飾っていた
ポストカードのゴッホの絵と同じ。
ジャケにも小さく彼の名があったので
本物の模様。


芸術の秋、名画を観ながら名盤を聴く…そんな感じでしょうか。
好みですが、「名盤」という大袈裟な表現よりは、
もっと親近感の湧く様な表現が似合う気がします。
アルゼンチンの男性フォークロック・デュオ、やわらかなハーモニーと
かなりの頻度で登場する効果的なSE(効果的だからSEなんですが)がもたらす
「1枚がドラマ」な感じ。もしくは「1枚がオムニバスドラマ」みたいな。
歌詞が分からないのでアレですが!
古い時計の音、街の喧騒、赤ん坊(馬かもしれない)の泣き声…
ドラマっぽく曲もなかなかバラエティに富んでいます。
跳ねた曲の時のS&Gっぽい1曲目のフレーズが時々他の曲でも顔を出したり
うわさの男の時のニルソンっぽいアメリカンニューシネマな曲もあったり。
同時代(73年)のアメリカンポップスにも通じるキャッチーさもありながら
sui generisやmelimelumより「わかりやすく南米っぽい」感じ。
初めて聴いた時から、懐かしい感じがする安心盤です。