ゴロワーズを吸ったことがあるかい/かまやつひろし

KBK2011-05-18


またまたご無沙汰しています。
GW後半、神戸の「新開地音楽祭」に
はじめて行ってきました。
目的はムッシュを観るため!
と言っても、彼の作品を愛聴していたわけでもなく
友達と一緒にちょっとしたミーハー心で。

そこで出会ったこの曲にぐっさり斬られてしまいました。


タイトルだけは知っていました。
多分90年代初頭のアシッドジャズの頃に再評価されていたからでしょう。
「でしょう」というのも、このあたりの音楽に疎いので記憶の片隅に
追いやられていました。


不覚でした。


しかも、当時のバージョンではホーンセクションがタワー・オブ・パワーだなんて
今知りました!!(wiki調べ)


深く反省。。


トーキングスタイルの歌いまわしもかっこいいんですが
なんといっても歌詞が・・・こんなに歌詞がぐさっときたのって、洋楽偏向の私には
初めてぐらいの勢いです。


    君はたとえそれがすごく小さな事でも
    何かにこったり狂ったりした事があるかい
    たとえばそれがミック・ジャガーでも
    アンティックの時計でも
    どこかの安い バーボンのウィスキーでも
    そうさなにかにこらなくてはダメだ
    狂ったようにこればこるほど
    君は一人の人間として
    しあわせな道を歩いているだろう


ここまででもぐさぐさ刺されたのに、とどめは続くフレーズ


    君はある時何を見ても何をやっても
    何事にもかんげきしなくなった自分に
    気が付くだろう
    そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ
    できる事なら一生
    赤ん坊でいたかったと思うだろう
    そうさすべてのものがめずらしく
    何を見ても何をやってもうれしいのさ
    そんなふうな赤ん坊を
    君はうらやましく思うだろう   


倒れました・・・共感を超えて。


何かにこればこる性格は今もそうですが、
あんなにこりまくっていた「音楽」については
かんげきしなくなったの?
ムダに年をとりすぎたの?


あかんあかん!!


まずはまだ開封すらしていなCDが何枚もある生活からの脱却を。
6月にはイベントで音楽選曲をすることにもなったし、
赤ん坊な気持ちで、音楽を聴けるようにしたいぁ。