Pick-Up/Brian Protheroe

KBK2007-12-06


2日間の上京物語を終えて
3日目。
逆に、徐々に、余韻というか
なんだかキュンとなるような気持ちになってきて
当てもなく銀杏並木の御堂筋を歩いていると、なぜかブライアン・プロズローの
「Running Through the City」が頭の中をぐるぐると・・・


この曲は75年作、2nd「Pick-Up」に収録。
一筋縄でいかないモダンポップ、という形容詞がお似合いのアーティストですが
この曲に関して言えば、素直に感傷的な気持ちを表現したオーソドックスな味わい。
彼は英国のミュージカル俳優兼SSW、この曲は当時アメリカツアーで故郷を離れた時の
ホームシックな感覚を歌ったもの。
ふらふら根無し草な状態の漠然とした不安と不思議な安堵感が歌詞からも
曲からも感じられて、自分にとってけっこうフィットする瞬間の多い曲なんです。


銀杏並木、めちゃくちゃきれいでした。ネオンの光と行きかう車と人も含め。
だから余計切ない夜でした。




おまけ:なんと動いている当時の彼の姿を発見!ミュージカルの1シーンより。