Great White Wonder/The Pooh Sticks

KBK2009-02-15


これはリアルタイムに聴いたアルバムで
お小遣いも限られた(バイトは長期休暇のみ)
学生時代に購入したものです。
雑誌の新譜レビューでジャケ惚れ。
お金が無い割りに大胆な行動が若気の至り。


ジャケでピン!ときたならきっと期待を裏切らないTHE インディーズな
ロック寄りのUKギタポです。
当時はジャケがアーチーズ風なので「バブルガムポップ」が引き合いに
されていました。
確かに60年代ポップス的な幸福感もありますが
ノイジーなギターや前のめりなボーカルはガレージロックっぽくもあり
能天気なだけではない「青春の焦燥感」を感じます。
そう、この前のめりの男子ボーカルが肝。
腹式&パワフルでは無いから(男子に対してこう言うと機嫌損ねそうですが)
なんか一生懸命で「かわいい」のです。やんちゃかわいい、そんな感じ!
そこに乗っかる女子コーラスがまた力の抜けた口先系の発声でかわいいので
Wかわいいです!
今日改めて彼らのことを調べていて、曲によってはこの女子コーラスが
ヘブンリーのアメリア嬢だったことを知りました(遅っ!)



時代は91年、ネオアコグランジロックの間で独自路線でがんばってたのかな。
今聴いても、懐かしさで恥ずかしくなることなく、むしろ当時よりも
アルバム通して聴けるなぁ。(当時は好きな曲を選んで聴いてたので)
曲の並び方も、通して聴いてもらうためのものなんですよね。
それでも曲単位で言うなら1、3曲目のTHEギタポ曲。
あと長尺曲がやや苦手な私ですが10分超の8曲目は当時から好きでした。
その8曲目の手前、7曲目に超短い曲があって、そこから8曲目に流れ込むと
よりぐっとくることを今日知りました。


それにしても10代の頃よりギタポやネオアコに対して「きゅん。」とくることが
多いのはなぜでしょう。
背伸びしていた自分を脱ぎ捨てて、もうひとつの青春を取り戻す作業なのかも。
あと、今日は春みたいな陽気だったからかも。春はネオアコ