Paper Drivers Music/キリンジ

KBK2009-05-16


音楽聴きたいモードが
なかなか戻らない日々。
平日は帰宅後テレビをつけて
リビングに入り浸る・・・
そんな中、テレビからツボな起伏のワンフレーズが。
車のCMでした。メーカーのHP見てもアーティスト名がわからず
もしかしたらCMオリジナル?と思ったのですが、検索し続けて
判明しました。トラヴィスでした・・・!


http://www.subaru.jp/


※画面左下の「Love Your Life」篇をクリックしてみてください


デニーロに似てるなぁと思ったらご本人でした。豪華!


ラヴィスのことについての日記
http://d.hatena.ne.jp/KBK/searchdiary?word=travis


さて週末。何を聴いて「音楽聴きたいモード」を取り戻そう?
ラヴィスもいいけど、先週末数年ぶりにフルで聴いた
キリンジのこのアルバムをまた。
曲単位でもアルバム単位でも「音楽の底力」的魅力が!
しかし好きだった独特な歌詞、今は少し照れくさい部分も。
好きすぎた時期を経て、客観的な耳を持ってしまったからかな。
でも、「五月病」は完璧今の気分!
タイトルからイメージできる暗さは無く、ほどよいペーソスが好き。
しかし、知らなかった・・・歌いだしの

  ブルドッグ 横目で流す

をずっと

  古道具 横目で流す

だと思ってた★

Abandoned Luncheonette/Daryl Hall&John Oates

KBK2009-05-10


彼らの初期の名作との誉れ高い本作に
収録のLas Vegas Turnaround
(The Stewardess Song) を聴きたくて
ちょっと前から探していたのですが見つからず。
いよいよ所持している音盤の数が記憶力を追い越してしまいました…
(記憶力の退化もありますが)
今日、ふとしたことから見つけることができたので聴きました。
最高でした・・・!!
ボーカルは掛け合いなのでしょうか、声質の違う2人の声がくっきりと。
音作りはアコースティックでソウルフル。
現代のオーガニック・ソウル(実はいまいちわからないのですが)の
源流、というか完成形。
料理に例えると、素材の旨みがダイレクトに伝わる感じ。
素材は新鮮でなければいけません。彼らはこの時点で新人でした。


久しぶりにこの曲を堪能して、本作を買おうと決めました!
(持ってなかったんかぃ!と、一人突っ込み★)

Almost Pretty/Tony Kosinec

KBK2009-05-06


このジャケを見ると
こどもの日を思い出します。
紙でつくった三角帽子は
兜の折り方なのかどうかは不明ですが!


本作は1978年に録音され、彼の4thアルバムとして発表されるはずでした。
しかしなぜかお蔵入り。陽の目を見たのは22年後の2000年、
本国カナダではなく日本ででした。
とにかく1曲目の「Any Other Way」につきます!
録音当時はB-1に配置されていたそうですが、日本のスタッフが
本人の了解を得て曲順を変更し、CDではトップにもってきたのでした。
まさにつかみはオッケー(←ダチョウ・・・)
70年代のアメリカンニューシネマ・都会を舞台にした群像劇・Dホフマン出演
・・・的ムード(そんな映画は実在しなくても、なんとなく)
ストーリーはハッピーエンドでは無かったのに、なんだろう、この充足感・・・
後につづく「The Song We Long」もキラキラ光る朝露のような愛らしい曲。


この2曲が収録がされているので、本作が好きです。
本当はアルバム全体の世界観に触れるべく、
もっと聴き込むべきなのでしょうが・・・

Ben Folds Five/Ben Folds Five

KBK2009-05-04


楽しいはずのGW、昨夜まさかのダウン。
でも一晩で回復しました。
今朝、寝汗で目が覚めたベッドの中で
うつらうつらしていたのに
隣室から聞こえてくるテレビの音、思わず反応してしまったCM曲がありました。
最後まで固唾を呑んで聴きいっていると最後に英語で
フリスクッショッピングジュライ(と聞こえてしまう)」と。

http://www.frisk.jp/index.html

ELOのミスター・ブルースカイ調の素敵曲は一体誰?
ベン・フォールズっぽいけど声が違うなぁ・・・と15秒中頭はフル回転。
調べてみたら残念なことにCMオリジナル曲でした。
そして驚いたことに歌っているのが「A.J.クロウチ」、なんと
ジム・クロウチの息子さんでした。

http://www.myspace.com/ajcrocemusic

インディーズで活動中みたいです。
マイスペで色々聴いたけど、ハスキーで少しソウルフルないい声。
何かのきっかけでメインストリームで活躍されそうなスケール感のある作風。
がんばって欲しいです!




にしても、こういうビートルズ(ポール寄り)でオサリバンな鍵盤ポップスが
結局好きなんだなぁ。
ベン・フォールズも、この系統に繋がっている鍵盤ロック。
バンドでの1st作は当時かなり聴きました。
切なくて気持ちよくて胸がすくような楽曲と演奏。
ポップスのように聴きやすいけれど、半端ないグルーブ感がロックだと思います。
今は時々しか聴かないけれど、聴くたびに新鮮な感動があります。
そして、「私ももっと真剣にピアノを習っておけばよかったなぁー!」と
少しの後悔(ピアノ歴6年)。

It's so different here/Rachel Sweet

KBK2009-05-01


英国発・パブロックと言えば!な
STIFFレコードが送り出した
15歳の歌姫from米国の1stアルバムより。


アルバム全体としては60年代ポップスmeetsパンク寄りパブロックで
今の私はフルコーラスで聴くのは体力的にしんどいのですが
この曲だけは違いました!
かなりパンチの効いたカントリーシンガーな歌いっぷりが、ここでは抑え気味。
ヒンヤリとゆるいレゲエ調のリズムにあわせて少し気だるく・色っぽく。
終わり方もなげやり&唐突な感じの2分半。
何度もリピートしてしまいました。


この曲の前後に持ってくる曲は多分最新の音楽が似合いそうだなぁ・・・
ということでそういうのを知らないので結局mix CDからはもれてしまいましたが
4月後半随一のヘビロテ曲でした♪


2007年にHIP HOPの人がこの曲をサンプリングしていたみたいです。


ところで1stからのヒット曲「B-A-B-Y」の映像での動く彼女、本当に15歳?!な
老け・・・否、貫禄のあるお姿でびっくり☆ちなみに「B-A-B-Y」は60年代ポップスの
カバーで後のトレイシー・ウルマンに通じるムードです。

A Fool's Paradise/Lazarus

KBK2009-04-30


Last days of april 
―というバンドのことではなく、ただただ
早いもので明日からはもう5月です。


今月も近しい親族の法事&手術が重なるてんこ盛りな日々で
音楽をあまり聴かなかったけど、自分に課した
「毎月1枚mixCDつくる」だけは死守(未CD-R化)
雨の週末、この季節のmy定番 ママレイド・ラグの「春雨道中」を聴いて
ふと浮かんだLazarusの「Baby,Baby」につなげてみてムフフとひとりごち。
10年程前に日本独自編集されたベアズヴィルのコンピは
当時勤めていたお店のナチュラルな雰囲気にぴったりな曲が多く
特に天気のよい休日の朝のBGMにしていました。
今見てもかわいいジャケは、丸いクッキー(チョコ味?)にアイシングで
ベアズヴィルのクマ顔ロゴを描いたものがきれいに並んでいて雑貨的。
その中にこの曲は収録されています。
新緑の風を思わせるハーモニーとメロディが2分半で走り抜けます。清い!
ホーンがちょっとしたアクセントになっていて、ソフトロック的な感じも
しなくもないです。この曲をもっとブリージンにするとアメリカの
「ヴェンチェラ・ハイウェイ」みたいな雰囲気になるかも。
両方に共通するちょうどいいドライブ感、というか・・・
ペーパードライバーな私が思うドライブ・ミュージック。
あ、キリンジのアルバムタイトルみたいですが!


この曲が入った彼らの作品は写真の2ndアルバムになります。
以前はCD化されていたそうなのですが、長らく廃盤です。
そこで数年前アナログで購入しました。執念です。
でも、ちゃんと聴いてなかったような気がします。
GWに聴こうかな。


そうそう。このジャケをまじまじと見つめていて中央のカーリーロン毛氏に
見覚えがあったのですが・・・彼でしたか!気づくのが遅っ★


http://d.hatena.ne.jp/KBK/20080910

Songs/Sugar Babe

KBK2009-04-18


先週末久しぶりに聴いて
今日も再び。
つくづく良いなぁ、このアルバム。



実は山下さんも大貫さんもソロ作を1枚も持ってないのです。
しかしこのアルバムは初めて手にした10年前もよく聴いたし
思い出したように時々手にしては、良いなぁと唸ります。
アルバム全体としての流れも好きなんですが、10年前は
今でもテレビ番組のジングル等で耳にする「Show」
彼らの曲で一番知られている「Down Town」
アップテンポで走り出しそうな「今日はなんだか」
といった曲を好んでリピートしていました。
でも今はそれよりも
大貫さん歌唱が素敵な「蜃気楼の街」
二人のハーモニーが小粋な「すてきなメロディー」
私の少なすぎる記憶からしても大瀧さんだなぁ〜、なアレンジの
「雨は手のひらにいっぱい」
大人っぽくてぐっとくる「過ぎ去りし日々」
そして実は今までこの曲だけはたるいなぁ(失礼)と思っていたラスト曲
「Sugar」にもかなりはまってしまいました!
上記にあげなかった曲も好きです。
村松さん歌唱の「ためいきばかり」も思わず口ずさんでしまいます。



洋楽を好んで聴いてきた私ですが、こんな邦楽にもっと出会いたいなぁ。
洋楽を好んで聴いてるのは、何を歌っているのかを重要視せず
旋律や音作り、そこから漂う雰囲気というか音世界に耳がいくため。
でも、彼らの音楽には音楽としての魅力プラス、口ずさんだ時に気づく
歌詞のさりげなさ、そこからくる親近感・・・
洋楽には無い楽しみ方、ある種それ以上の喜びを感じているような気がします。